会員の皆様方の日頃の研究成果の論文、研究ノート、報告、書評、エッセイ等を奮ってご投稿下さい。 執筆要領は下記の通りです。なお、投稿論文の採否は編集委員会で決定いたします。
「世界文学」編集委員会
論文
12,000字(400字詰め原稿用紙30枚)
研究ノート・エッセイ
4,000-8,000字(400字詰め原稿用紙10-20枚)
書評・報告
4,000字(400字詰め原稿用紙10枚)
2.書き方
原則として横書き、原稿はパソコンのワードで作成し、添付ファイルで下記の編集部のアドレス宛てにお送りください。ただし、従来のワープロ原稿、手書き原稿でも構いません。ワープロ原稿、手書き原稿の場合は、事前にご相談ください。
外国文学の引用等では、原則として本文では原文は用いず翻訳を使用してください。ただし、原文の引用を必要とする場合は、註に入れてください。
詳細は学会誌『世界文学』および『世界文学ニュース』の最新情報をご覧ください。
送り先:編集部(「お問い合わせ」をご参照ください)
『世界文学』第140号 目次
Ⅰ 特集:世界文学と「異なるもの」
「中心」から離れて ―― イタロ・ズヴェーヴォの特異性 石井 沙和
旅と観光 ―― フォンターネの『エフィ・ブリースト』 市田 せつ子
「異なるもの」がもつ芸術的創造性 ―― ウォルター・ペイター、T. S. エリオットそしてヴァージニア・ウルフ 木下 由紀子
ムーゼルマンとは誰か ―― シェルコ・ファタハの小説『白い大地』の主人公アンワルを中心に 鈴木 克己
Ⅱ 個人論文
二つの世界大戦と世界文学 ―― トーマス・マンの『魔の山』と『ファウストゥス博士』 山室 信高
クロソウスキーとジッド ― 悪魔概念の形成について 後庵野 一樹
「創作行為」としての翻訳 ― チェスワフ・ミウォシュと『荒地』 山本 悠太朗
Ⅲ エッセイ
神品芳夫先生とボブロフスキー 関口 裕昭
中国人大学院生の学びと成長 ―― 日本文学講義、日本人学生とのオンライン国際交流、国際シンポジウムを例に 大久保 美花
IV 書評
『響き合うアメリカ文学 ―― テクスト、コンテクスト、コンテクストの共有』(山下 昇著) 平山 令二
V その他
会員の著書・訳書紹介
世界文学会日誌
会計報告・予算
「世界文学」原稿募集のお知らせ
世界文学会会則
編集後記
『世界文学』 第139号 目次
Ⅰ エッセイ:「戦争を問う」
戦間期を生きる ――「島崎藤村」展を企画して ―― 中山 弘明
ニーチェにおけるプルタルコスの『英雄伝』 栗山 次郎
戦争の廃絶は可能か? ― カントとフロイトの対話 平山 令二
<それとも、どこか遠い国からの大砲の音か>をめぐって 酒井 明子
堀田善衞『広場の孤独』と朝鮮戦争 丸山 珪一
現代を射抜く高橋和巳文学 ― 戦争観と原爆観を中心に 高橋 誠一郎
エルサレムからの嘆きの声 ―マンフレート・ヴィンクラーとパウル・ツェラン 関口 裕昭
「戦争ごっこ」のリアリズム ―― 20世紀の回顧と21世紀への展望 入谷 秀一
II 追悼文
酒井 府先生
酒井府(おさむ)先生のこと 岡田 恒雄
市川 明先生
劇的な人生の劇的な幕引き 南田 みどり
谷川 道子先生
追悼 谷川道子さん 秋葉 裕一
神品 芳夫先生
別離(わかれ)の季節 松下 たえ子
Ⅲ 個人論文
絵画に耳を傾ける詩人–––カール・ヴァルザーの絵画を語るローベルト・ヴァルザーの散文テクスト ––– 若林 恵
IV 研究ノート
日・中・韓平和絵本シリーズの『くつがいく』を読む ––– 中国・南京の大学生の読書感想文から 鄭 秋迪
V 書評
『ジャコモ・レオパルディ ロマン主義的自然観と〈無限〉の詩学』(古田耕史著) 小野寺 賢一
『パウル・ツェランと中国の天使』(多和田葉子著、関口裕昭訳) 越川 瑛理
『ドイツ語圏のコスモポリタニズム 「よそもの」たちの系譜』(菅利恵編、磯崎康太郎他著) 今井 敦
『詩集 苦難伝』(サンニェインウー著、英訳:ミンアウン/和訳:南田みどり) 四元 康祐
『回想録 わが師たち 藤田省三・古在由重・高杉一郎』(太田哲男著) 市田 せつ子
VI その他
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編集後記
『世界文学』第138号 目次
Ⅰ 特集: 「戦争を問う」
ホメロス『イリアス』における戦争の描写 ――人の営みを相対化する物語の構成と視点の誘導 ―― 河島 思朗
プーシキン『青銅の騎士』に描かれた「洪水」と戦乱:詩と事実 杉野 ゆり
イサーク・バーベリ『騎兵隊』の語りの問題 中村 唯史
戦時言論統制と作家 ―― 日本軍政下ジャワにおける宣伝政策と文学者たち ―― 姫本 由美子
「生存」から本来的「生活」へ――『遠い山並みの光』に見る戦後女性の目覚め ―― 陳 懌懿
Ⅱ 個人論文
邂逅するメデイア ―― グリルパルツァー『金羊毛皮』における「他者」との遭遇 ―― 牧野 広樹
マフムード・マスアディー『アブー・フライラは語った』――伝統の刷新とイスラム―― 平 寛多朗
III 書評
『イタリアの文化と日本 日本におけるイタリア学の歴史』(ジョヴァンニ・デサンティス/土肥秀行編、原基晶・霜田洋祐・國司航祐・森田学他著) アダム・タカハシ
『ヴェールト詩集』(髙木文夫訳) 高池 久隆
トーマス・ベルンハルト『息 一つの決断』(今井敦訳)大塚 直
『感動を、演技する ―― フランクフルト学派の性愛論』(入谷秀一著) 橋本 紘樹
IV その他
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編集後記
『世界文学』第137号 目次
Ⅰ 「批評と作品」
理論家と詩人たち
―18世紀後半から20世紀初頭にかけてのドイツにおける「抒情詩」をめぐる論争 小野寺 賢一
Ⅱ 個人論文
レオパルディと造形芸術
――ヴィンケルマン、新古典主義、カノーヴァをめぐって 古田 耕史
舞踊家 石井漠の戦争協力 ── 戦時期における舞踊の理念の体現── 坂口 勝彦
事実が虚構を凌いだ時代 ―日本占領期関連ビルマ小説の40年(1980-2020) 南田 みどり
患者としてのトーマス・ベルンハルト 今井 敦
III 書評
救済譚としての『シェフチェンコ詩集』(藤井悦子編訳) 原 真咲
『ドライサーを読み返せ 甦るアメリカ文学の巨人』(村山淳彦著) 折島 正司
『中東現代文学選2021』―「国」をめぐる論考
(中東現代文学研究会編、鈴木克己、木下実紀、宮下遼他訳) 近藤 久美子
IV その他
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編集後記
『世界文学』第136号 目次
Ⅰ 特集:「疫病と世界文学」
人を冒す悪疫に抗して-『デカメロン』におけるペストと語り手たち- 田中 真美
チャールズ・ディケンズ『荒涼館』に見る感染症 宮丸 裕二
『魔の山』と結核 高山 秀三
カミュ『ペスト』の美学 -「リユー」という名- 鈴木 大悟
堀田善衞の疫病観と戦争観――『罪と罰』の構造と長編小説『夜の森』 高橋 誠一郎
Ⅱ 個人論文
ヴァンパイアという〈よそ者〉― 佐藤亜紀『吸血鬼』(2016)におけるヴァンパイア像読解 ― 森口 大地
独仏作家のロシア紀行 ――J. ロート、 E. トラー、 W. ベンヤミン、 A. ジッド 島谷 謙
アブドゥッラヒーム・ターレボフ『アフマドの書』(1893-94, 1906)にみられる西欧近代的理想郷 木下 実紀
Ⅲ 研究ノート
人間から人形へ――多和田葉子『絵解き』を読む 邢 亜南
IV エッセイ
ベルリンオリンピックのユダヤ人女性アスリート - グレーテル・ベルクマン(1914-2017)- 川上 朋男
V 書評
『老ゲーテの詩世界 ―愛と対話が開く宇宙』を読む(野口薫著) 平山 令二
『スパルタを夢見た第三帝国 二〇世紀ドイツの人文主義 』(曽田長人著) 荒木 詳二
『レトリックの哲学』を読んで(アイヴァー・A・リチャーズ著、村山淳彦訳) 福士 久夫
VI その他
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編集後記
『世界文学』第135号 目次
Ⅰ 特集「ダンテ」
「地獄篇」第三歌と第四歌の場面転換 ―― 書かれていない場面を読むこと 原 基晶
『神曲』再評価の歴史 ―― ヘーゲル、デ・サンクティス、クローチェ、アウエルバッハを中心に ―― 國司 航佑
フリードリヒ・シュレーゲルのダンテ受容 ――「超越論的文学」の概念、あるいはロマン主義詩学理論の変容について―― 胡屋 武志
Sapienza, amore e virtute ―― 『神曲』にあらわれたスコラ哲学的主題について 香田 芳樹
「ダンテ・トルバドゥール」――『神曲』にみる文芸の伝承と音楽 上尾 信也
ダンテとボードレールは比較可能なのか? ――19 世紀フランスの廃墟のアレゴリーに向けて 黒木 朋興 現代ラテンアメリカ小説におけるダンテの「書き換え」――『煉獄』と『荒廃の土地』 山辺 弦
Ⅱ 個人論文
ヒースクリフの復讐の挫折の理由―人間の尊厳から考える― 東郷 裕
「物語」は真実を映すか −− デーブリーン『ハムレット あるいは長い夜は終わる』における戦後文学の欺瞞 吉田 千裕
交差する画家と詩人 –––ヴァルザー兄弟の絵と言葉–– 若林 恵
III 書評
近代小説のアイロニー ―― 恋愛・夢・信仰
『ニルス・リューネ』を読む(イェンス・ピータ・ヤコブセン著、奥山裕介訳) 野田 農
『ヴィルヘルム・ミュラー読本―『冬の旅』だけの詩人ではなかった』(松下 たえ子著) 荒木 詳二
『カフカの長編小説 『失踪者』『訴訟』『城』を読む』(林嵜伸二その他編著) 山尾 涼
ユートピアから離れて、技術について語ろう――『技術の完成』を読む(フリードリヒ・ゲオルク・ユンガー 著、F・G・ユンガー研究会訳) 鈴木 克己
『ダンテ論-『神曲』と「個人」の出現』 (原基晶著) 小野寺 賢一
『堀田善衞とドストエフスキー ―大審問官の現代性―』を読む(高橋誠一郎著) 平山 令二
佇まいの美学と詩学 ― 詩集『流転』に寄せて(神原芳之著) 谷川 道子
IV その他
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第66回大会報告(2021年度)
「世界文学」原稿募集のお知らせ
世界文学会会則
編集後記
『世界文学』 第139号 目次
Ⅰ エッセイ:「戦争を問う」
戦間期を生きる ――「島崎藤村」展を企画して ―― 中山 弘明
ニーチェにおけるプルタルコスの『英雄伝』 栗山 次郎
戦争の廃絶は可能か? ― カントとフロイトの対話 平山 令二
<それとも、どこか遠い国からの大砲の音か>をめぐって 酒井 明子
堀田善衞『広場の孤独』と朝鮮戦争 丸山 珪一
現代を射抜く高橋和巳文学 ― 戦争観と原爆観を中心に 高橋 誠一郎
エルサレムからの嘆きの声 ―マンフレート・ヴィンクラーとパウル・ツェラン 関口 裕昭
「戦争ごっこ」のリアリズム ―― 20世紀の回顧と21世紀への展望 入谷 秀一
II 追悼文
酒井 府先生
酒井府(おさむ)先生のこと 岡田 恒雄
市川 明先生
劇的な人生の劇的な幕引き 南田 みどり
谷川 道子先生
追悼 谷川道子さん 秋葉 裕一
神品 芳夫先生
別離(わかれ)の季節 松下 たえ子
Ⅲ 個人論文
絵画に耳を傾ける詩人–––カール・ヴァルザーの絵画を語るローベルト・ヴァルザーの散文テクスト ––– 若林 恵
IV 研究ノート
日・中・韓平和絵本シリーズの『くつがいく』を読む ––– 中国・南京の大学生の読書感想文から 鄭 秋迪
V 書評
『ジャコモ・レオパルディ ロマン主義的自然観と〈無限〉の詩学』(古田耕史著) 小野寺 賢一
『パウル・ツェランと中国の天使』(多和田葉子著、関口裕昭訳) 越川 瑛理
『ドイツ語圏のコスモポリタニズム 「よそもの」たちの系譜』(菅利恵編、磯崎康太郎他著) 今井 敦
『詩集 苦難伝』(サンニェインウー著、英訳:ミンアウン/和訳:南田みどり) 四元 康祐
『回想録 わが師たち 藤田省三・古在由重・高杉一郎』(太田哲男著) 市田 せつ子
VI その他
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編集後記
発行日
2021.07
I特集:「政治と世界文学II」
カフカ解釈史における政治的影響 林嵜 伸二
永遠なる未完の美――4カ国占領期(1945~55)のオーストリア文学 関口 裕昭
オペラ作品への政治的影響――19世紀前半のイタリア・オペラを中心に―― 森田 学
帝政ロシア時代のウクライナの詩人シェフチェンコ――小松勝助と渋谷定輔のシェフチェンコ像から―― 藤井 悦子
太宰治の『惜別』における魯迅像論考 冉 秀
II個人論文
19世紀後半の狂女たち――アフメト・ミドハトの『夢と現実』と島崎藤村の『老嬢』の比較を巡って―― コチィート・ズハル
III研究ノート
ブレヒトとドライサー 村山 淳彦
「展覧会主催者」としてのアウグスト・マッケ――「精神における真の友好」―― 末永 豊
IVエッセイ
アガーテ・ラッシュ(Agathe Lasch 1879~1942)――ホロコーストの犠牲になったドイツ初の女性ゲルマニスティク教授―― 川上 朋男
V書評
神品芳夫著『木島始論』 浅岡 泰子
秋草俊一郎著『「世界文学」はつくられる――1827-2020』 今井 敦
ムカイダイス著『ウィグルの民話〈動物譚〉』 平山 令二
VIその他
会員の著書・訳書紹介
世界文学会日誌
「世界文学」原稿募集のおしらせ
世界文学会会則
編集後記